少量のニコチンには、鎮静作用とリラクゼーション効果があります。
これは、タバコを吸うとニコチンが切れた際にイライラした状態が、ニコチンが補充された事で解消している為です。
睡眠前に一服する事は、リラックスして眠りやすくするのではなく、逆に睡眠妨げることになります。これは、ニコチンがノンレム睡眠という、深い睡眠状態になることを妨げているからです。
これ以外に、覚醒作用があるタバコを吸う事で、血管に収縮がおきて血圧が上昇し、身体はリラックス出来ず覚醒状態になります。
つまり、睡眠前の一服は、脳をリラックスさせるのではなく、無理やり覚醒させて起こしていることになります。
そして、ニコチンがアドレナリンの分泌を促進し、興奮状態を持続して睡眠を妨害します。
タバコを吸うと寝付きが悪くなり、 タバコは不眠の原因になるのです。この為、喫煙者には寝ても疲れがとれなかったり、寝起きが悪く頻繁に目が覚めるといった睡眠障害の症状を持つ人が多くいます。
喫煙していても、十分に睡眠時間を確保している人もいますが、睡眠で重用な事は、長く睡眠時間を確保することではなく、質の良い睡眠をとる事なのです。喫煙者は、非喫煙者の5倍不眠症になりやすいと言われています。これは、喫煙者がノンレム睡眠が短く、レム睡眠でいる時間が長い為です。
つまり、長時間の睡眠が確保できても、睡眠の質が悪いので睡眠障害に陥りやすいのです。禁煙して、ニコチンの摂取量を減らす事で、睡眠の質を向上させて不眠状態から抜け出す事が出来ます。