たばこの煙には、たばこに含まれるニコチン等の成分に加えて、それらが不完全燃焼して化学反応を起こして発生する物もあり、タバコの煙には数千種類の化学物質が含まれているとされています。
このタバコの煙には、ニトロソアミン類をはじめとする多環芳香族炭化水素化合物等の発がん性物質が数十種類も含まれている事がわかっています。
発がん性物質は、体内に取り込まれる前は不活性状態で存在し、体内で分泌される酵素によって活性化され、遺伝子の異常を引き起こすようになります。
この遺伝子の異常が、細胞の癌化と言われ、癌細胞は際限なく増殖し、健康に影響を与えます。喫煙と癌の関連については、一貫して、因果関係が認められており、疑う余地がありません。
喫煙による癌の症状で最も多いのが、肺癌ですが、喫煙によって癌になるとされているのは、肺がんだけではありません。タバコの煙が触れる部分は、当然発がん率が高く、喉頭癌や、口腔癌を初め、胃がんや脳腫瘍、直腸癌もタバコの煙が原因で発生する事もあると言うことがわかっています。
食道癌の場合、1日に1箱タバコを吸う人は、吸わない人に比べて発がんする確率が、100倍もあるとされています。
このように、喫煙者の発がん率が高い事は明らかで、以前は、肺がんは中高年の男性に多い病気でしたが、近年、若い女性の喫煙率が高まったことから、女性癌患者が急増するのではと懸念されています。
女性でも、男性でも癌になってもいい人はいません。癌は、未だに解明されていない事が多い病気ですが、禁煙は確実に癌予防に繋がります。